お金をいただくことの恐れ
皆さん、お金をいただくことに恐れってありませんか?
私は以前はお金をいただくことにすごく罪悪感を持っていました。
「がめついと思われるんじゃないか」
「え?お金取るの?って思われるんじゃないか」
という不安がありました。(今も場合によってはないことはないのですが)
この「お金を受け取る」ってすごく大事なことだと思うのです。
先日、私の家に遊びに来てくれた友人が、妻のアロマトリートメントを受けてお代を支払おうとしました。
妻はまだ自分としては開業して間もないという気持ちもあったのでしょう。「○○円で」という定価よりも安い金額で言っていました。
ただ、その友人が(その友人はプロコーチでもあるのでお金を受け取る大切さを知っているので)、「このお金はちゃんと受け取って」と言っていました。
私はまさにそれを見ながら、「ああ、これってすごく大事なことだな」と思いました。
私たちは、どうしてもお金を受け取ることに不慣れというか、まったく慣れ親しんでいません。これって本当に良くないことだなと思います。
ちょっと話は変わってしまいますが、私は会社員の時、国に税金を払っている感覚が全くありませんでした。毎月天引きされていることも知らず、むしろ年末に源泉徴収が戻ってくることを「ラッキー♪」くらいに思っていました。
私たちはこれくらい「お金」というものに無知であり、世間知らずなのです。
お金ってすごく垢にまみれる感じもありますよね。垢にまみれるというとすごく誤解を招きそうなのですが、いろんな人がいろんな思い込みで見るものだなと。
人によっては汚いとみる人もいるだろうし、人によっては欲しくてほしくてたまらないものとみる人もいるでしょう。
それらはお金というものが、すごくそれだけの影響をもたらすものだからだと思います。
私はお金に対して一つの考え方をもって接しているのですが、
「お金は使うものであって、お金に使われてはいけない」ということです。
お金を得ることが目的になると、お金しか見ないようになってしまいます。
でも、何かをするためにお金を使おうと思うと、あくまでお金は自分を成長させてくれる一つのツールとして仲良くなるような気がするのです。
お金をいただくときに、それを貯めこもうとするとそこに何かしらの罪悪感が生まれることがあります。でも、それを「○○に使わせていただこう」と思うと、感謝しながら受け取れるのではないでしょうか。
(ちなみに将来のための貯蓄も、あくまで「貯蓄のために使う」という認識でいいと思います)
どうしても私たちは幼少のころの生活、学生の頃のアルバイト、学校を卒業してからの社会人生活、の中で「自分で金額を設定する」ということに慣れていません。
バイトも最初から時給が決まっていますし、会社のお給料もそうです。歩合の給料だったとしても、基本的にはそのインセンティブの内容は会社が決めていると思います。
私は、この「金額を自分で決める」というのがお金にしっかり向き合っていく第一歩だと思っています。
コーチングにおいても、「お金」というのはクライアントさんがよく出されるテーマの一つです。
皆さんそれだけそこに何か大きな課題があったり、ハードルがあるのです。
逆に言うと、それをクリアするとすごく自由な人生に向かっていけます。
お金というものに何かしらハードルがある方は、ぜひ一度コーチングを受けてみてはいかがでしょうか?