私がコーチングに出会ったのは、2009年の夏でした。
近所にプロコーチの方がいらっしゃり、家内を通じて知り合いました。
最初はコーチングという存在も知らなかったので「何か教えている人?」というくらいの感じだったと思います。
ただ、その方からコーチングとは何かを教えてもらったときに、
「自分が望んでいたものが、世の中に具現化されて存在しているのか!」という衝撃があったのを今でも覚えています。
実は、そのころ会社員だった私は会社の後輩の指導に課題を感じていたのです。なぜ教えた通りのことをできないんだろう、なぜ言われた通りにしないんだろう、と思っていたのです。
そしていろいろ考えた結果、「自分が成長したプロセスを考えたときに、まずは自分の内側にモチベーションがあって、そのうえで先輩のやっていることを見よう見まねで参考にして自分のものにしていったな。あ、じゃあそれぞれのモチベーションに火をつければいいんだ!」という結論に至ったところだったのです。
正確にはコーチングはモチベーションに火をつけるだけのものではなかったのですが、概念としては本当に望んでいるもので出会うべくして出会ったような気もします。
その後紹介してもらったコーチングのセミナーに行った私は、自分自身がどんどん変わっていくのを感じました。
一番変わったのは人間関係でした。
まずは妻との関係性。
そのころは結婚して5年目で子供が3歳くらいでしたが、お互いのことばかり主張してお世辞にも仲がいいとは言えませんでした。
コーチングにより、私の心も開いていったのでしょう。妻が私に必死に訴えていたことがわかったのです。それも本当に衝撃でした。今までその気持ちに気づかなかったのかと。そして自分を見捨てなかった妻に心から感謝が湧いてきました。その後は、時間をかけながらではありますが、着実に夫婦関係が良くなっていきました。もちろんけんかもしますが、最終的にはいつの間にか口論ではなくポジティブな話し合いになる、そんな関係性になっていきました。これはコーチングにより、表面的な事柄にとらわれるのではなく、根底の思っていることを汲み取るということによる一つの結果かもしれません。
あと、後輩や友人との関係性も大きく変わりました。
特に後輩がすごく慕ってくれるようになりました。これは本当にうれしかったですね。それまではどうも壁があったり、なんとなくピリつくような感じがあったんだろうと思います。
それがいい意味でいじってくれるようになりました。おそらくいじってもらえることに、自分自身がOKを出せるようになったのだと思います。
それはもともと馬鹿にしているいじりではなく(多分・笑)、愛情の表現的なものだったんだと思います。それがプライドが高かった私は受け入れられなかった。でもコーチングによって自分に自信がついてきていた私は、それを受け止めることができるようになっていました。すると不思議なもので後輩との間にすごくいい循環が生まれ、その循環でどんどん人を巻き込んで行っていつの間にかその中心にいることも多くなりました。
自分の体験からしても、対人関係は自分が変われば劇的に変わります。
いろんな本に「人は変えられないが、自分が変われば人も変わる」と書いていますが、まさにそれを体験し続けたこの10年間でした。
東京で仕事をしていた私は、その後東日本大震災を経験したことにより、熊本への移住をしました。
熊本でもいい仕事に出会うことができて、そこから約7年間の会社員生活を経て2018年8月に独立しました。
私は、本業は広告代理店というお客様の広告をお手伝いする仕事をしています。
ここでもコーチングの「人に寄り添う」というあり方はクライアントさんのお役に立てているという感覚があります。
そして同時にコーチングもしていって、自分が役に立てることがあればどんどん役に立っていきたいと思っています。
まずはコーチングがどんなものかを体験できるよう、未体験の方には半額でのセッションをご提供しています。まずはそこからコーチングというものに触れてみていただいてはいかがでしょうか。
私も最初はコーチングを受けることからすべては始まりました。そしてその後コーチングを学ぶことによって本当に素晴らしい人生を今まさに歩ませてもらっています。
ぜひこのご縁があなたの人生にいい出会いになればこれ以上望むことはありません。
米国CTI認定プロフェッショナルコーアクティブコーチ
井上 ちから