「人として」見る ~箱の法則より~
私の人生を大きく変えてくれたものとして、今から11年前に出会った「コーアクティブ・コーチング」とそこから派生する「コーアクティブ・リーダーシップ」であることは、お会いする方に自分の歴史としてよくお話をするのですが、
それとほぼ同時期に自分にとって、すごく響いた本で
「自分の小さな『箱』から脱出する方法」
「2日で人生が変わる『箱』の法則」
という2冊の本があります。
「2日で人生が変わる~~」の方が続編になるのですが、
私はそちらから読み始めて、「自分の小さな『箱』~」の方を後から読みました。
この本の中で「人として見る」というキーワードがあります。
これは、人を物として見るか、人として見るかで、自分のその人に対する在り方が変わるという中で、
どんなに自分が腹が立っている状態(箱に入っている状態)であっても、その人を「人」として見ることで見え方が変わってくるというのものです。
これは本を学んだ当時、コーチングと出会ってまだ間もない時だったと思うのですが、自分にとっては衝撃でした。
人として見ているつもりだったのですが、けっこう物として見てしまっていたということをこの本を読んだ後に気づいたからです。
なぜ今、これを書きたくなったかというと、10年振りにこの本を読んだからです。
熊本に移住してきて約8年間、環境になれるためなのか、もしくは新しい仕事について慣れるのに必死だったからか、知らず知らずいろんなことを無理していたのかもしれません。
その中で、いつの間にか自分がありのままでいられなくなっている時間が少しずつ長くなっているのもなんとなく気づいていました。
そしてちょうど部屋の本棚を整理しているときにふと読みたくなって手に取りました。
食い入るように読み入ってしまったのですが、まさに今のタイミングで読ませてもらうことにとても大きな意味があったような気もしています。
今、自分にとって大きな人生での変革期ととらえています。
それはあらためて何かを学ぶというよりは、この10年以上の中で学ばせてもらったとても多くのことを、今一度反芻することであらためてしっかり消化し、次のステップに向けてステージを1段階上げていく、そんなところに今いるような気がしています。
人生は学びと成長の連続ですね。
私の中では螺旋階段のようなイメージが浮かぶのですが、何度も同じところを回っているようで、「大丈夫、しっかり成長しているよ」というイメージも浮かびます。
もしこのブログを読まれている方で、何か対人関係に悩んでいる方は、機会があれば読んでみるのもいいかもしれません。